現在、InDesignのルビ設定「文字かけ処理」では、「無制限」以外のすべての設定において、拗促音（小仮名）への文字かけが許容されない仕様となっています。 しかし、実際の日本語組版、特に縦組みの文芸書においては、拗促音への文字かけが強く求められています。この仕様のために、組版作業において大きな支障が生じています。

提案

1. デフォルトの動作は「許容しない」ままとする（既存の仕様を維持）
2. 環境設定に、ドキュメントのデフォルトを「許容する」に変更できるオプションを新設する

理由

• 既存の仕様である「許容しない」は、互換性維持の観点からデフォルトのままとすべき
• 「許容する」設定は、個々のルビ設定で変更するのではなく、ドキュメントごとのデフォルトとして設定できるようにするのが望ましい。そのため、環境設定で制御できる形が適切である